商学部 佐々木ゼミ

[ THEME ] 経営戦略論

佐々木 将人 准教授

一橋大学商学部卒。同大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(商学)。武蔵野大学政治経済学部専任講師を経て、2012年より一橋大学大学院商学研究科講師、2013年より現職。専門は経営戦略論、経営組織論。

「なぜある企業は高い業績を上げているのか」、あるいは「どのようにして他の企業に負けない優位な状況を築き上げることができるのか」。こうした問いに答える様々な説明の枠組みを提供することが経営戦略論の目的です。分析対象は非常に明確でシンプルですが、その答えは必ずしも自明ではありません。たとえば、Apple社が近年高い業績を上げていることや、同社の提供しているiPhoneやiPodが市場で非常に高く評価されていることは周知の事実ですが、それがなぜ起こっているのかは、必ずしも明らかではないでしょう。このような企業が成功している理由を十分に説明するためには、事実を詳細に把握すると同時に、企業戦略の定石や競争の仕組みについても理解しておく必要があります。

ゼミでは、テキストとビジネス・ケースを用いて、企業戦略や企業間の競争行動についての理解を深めていくことを目的としています。平成25年度のゼミでは、Competitive Solutions: The Strategist’sToolkitという企業の競争戦略に関するテキストの通読や、キリンビール株式会社や大修館書店(『ジーニアス英和辞典』)といった企業の事例を採り上げたケース・ディスカッションを行いました。テキストでは簡潔に説明されていても、実際の現象は様々な要因が関係しているように見えます。こうした複雑な事例を一歩一歩解きほぐしながら、理論に基づいて様々な企業行動を説明する、更には独自の視点で捉えた分析を行うことができるように指導をしています。

一橋大学のゼミは、長い伝統があり、参加者である学生の意識も非常に高いことが1つの特徴だと思います。そのため、各自が様々な視点から意見を出し合う中で問題の本質を探っていく過程や、独自の視点や洞察が展開される様子は非常に刺激的なものになっています。私自身も一参加者として知的に楽しい時間を過ごせています。

SHIMANUKI SEMINAR

企業行動の背後の
理論を考える

ゼミ生の声

ゼミ生の写真

4年間では足りないと思える程に、一橋大学では多くのことを学ぶことができます。そんな中で特に自分の興味のある学問を追究する場、それがゼミです。
僕たちの所属している佐々木ゼミでは、経営学というジャンルの中で「経営戦略論」という理論について学んでいます。「商品を売る」という単純な行為の中にも、まず価格はどうするのか、どうやって宣伝を行うのか、そもそもどこに出店するのか、あらゆるところに企業の戦略は隠れています。経営戦略には100%これが正しいという絶対の解答もなければ明確な間違いも存在しません。そんな学問であるからこそ学びがいがあって、そして面白いのだと思います。佐々木先生は一橋の先生の中でも特に若い先生で、僕たち学生との距離が近くいつも楽しい雰囲気の中で活動を行っています。
優秀な先生方、意欲的な仲間たち、一橋大学ではそんな充実した環境の中で勉強することができます。ここではみなさんの知的好奇心を満たすに十分な環境が揃っていると約束します。