KDDI Singapore Pte Ltd  小寺洋輝さん

世界を舞台にビジネスパーソンとして活躍するには・・シンガポールの場合

2012/06/30

連載シリーズ「活躍する卒業生」では、一橋大学商学部を卒業した先輩に、大学時代の思い出や現在のお仕事、在学生へのメッセージなどを伺います。

2008年卒業、現在KDDI Singapore Pte Ltdにて活躍される小寺さんにお話を伺いました。

質問1:シンガポールに赴任なさる前と、赴任なさった今で、小寺さんの生活や考え方、お気持ちなどで、何がいちばん大きく変わりましたか?

小寺さん:自身の成長、キャリアについての考え方です。日本で働いている時は、振られてくる仕事をこなしていれば良いという感じでしたが、自分の意思で海外に出て、今後世界で一人のビジネスパーソンとして活躍するには、自分という人間の価値をアピールするための実績やスキルが必要だと強く感じました。

質問2:海外で活躍する日本人ビジネスマンは、他の国々のビジネスマンと比べて、どんな強みと弱みを持っていると思いますか?

小寺さん:あくまでも弊社の状況を見てですが、以下のように思います。強み)責任感を持ってやり抜く点。現地社員に比べて自分の仕事を高い品質で、残業をしてでもやり抜く人が多いと感じます。弱み)自己主張をあまりしない。日本人同士で群れてしまいがち。

質問3:これから社会に出てゆく若者たちに、海外勤務をするにあたって、ぜひ学生のうちに勉強・体験しておくべきと思うことはどんなことですか?

小寺さん:受験英語ではない、コミュニケーションのための英語は学生のうちにもっと勉強・経験しておくべきだと思いました。あと、会計など海外でも共通して通用する知識を学んでおくことは、強みになると思います。

質問4:海外勤務をするにあたって、一橋大学で学んだことや一橋大学時代の人脈が活かされたり役に立ったりすることはありますか?

小寺さん:ゼミや授業で議論を活発に行ったことにより、会議の場や議論の場では臆さず話せるようになっています。基本的に内勤なので、人脈についてはまだ特に仕事上活かされたことはないです。

質問5:一橋大学時代の恩師の先生や同窓生・先輩・後輩の人などと交流をすることはありますか?

小寺さん:ゼミの同期がシンガポールに発つ前に送迎会を開いてくれました。私の誕生日と時期がかぶっていたので、サプライズでケーキも用意してもらいました。また、昨年末はシンガポールに出張で来たゼミの先輩と飲むこともありました。

koterasan.jpg
小寺さん、マリーナサンベイズ展望デッキにて

★ 小寺洋輝(Hiroki Kotera)さん
企業名 :
部署名 :Corporate Strategy Department
役職 :Executive
卒業年次 :2008年卒
ゼミ :松井剛 ゼミ(4年後半:山下裕子ゼミ)
サークル :放送集団オケアノス
出身高校 :滋賀県立 膳所高校

(記事投稿2012年6月30日)