商学部について

商学部で学ぶこと

講義のカリキュラム

講義のカリキュラム

学部では、入学から卒業までの4年間にわたる体系的な教育プログラムが用意されています。このプログラムは、時間軸に沿って前期課程(1・2年次)と後期課程(3・4年次)に分けられ、前期課程では基本的な知識と基礎的な学習能力を身につけることに、後期課程では応用的な知識・能力を高めることに主眼が置かれています。

この教育プログラムは4年間にわたって「講義」と「ゼミナール」を車の両輪として学習するように設計されています。「講義」では、4年間の学習ステップに合わせて学部導入科目、学部基礎科目、学部発展科目という3段階で構成され、高度専門職業人に必要な基礎・応用両面の知識と学習能力を育成します。

その一方、「ゼミナール」は、一橋大学の伝統あるゼミナール制度を商学部で全学的に唯一4年間の学部教育のすべての学年に必修科目として取り入れていることが特徴的です。1人の指導教員が10人前後の少人数の学生と小さな教室で向き合い、専門書を輪読し互いに議論を重ねて、全4年間にわたり、卒業後のキャリアにおいて必要となる実践志向の真の能力を育成します。専門分野の知識や考え方を身につけるとともに、「経済社会に関して深く思考するとはどういうことか」を頭と身体に染み込ませます。

また、 商学部では、グローバルな環境でCaptains of Industryとして活躍し得る国際的な人材を育成するために、グローバル・リーダーズ・プログラム (GLP)において、英語講義である学部GLP科目と、渋沢スカラープログラム(Shibusawa Scholar Program、略してSSP)というサーティフィケート・プログラムを提供しています。学部GLP科目では、教員・学生間で英語による双方向型の対話形式で講義が行われ、高い教養レベルの英語コミュニケーション・スキルを養成します。また、SSPでは、1年次の終わりに約15名の学生が選抜され、2年次から英語のゼミナールや長期の海外留学を通して、国際的なビジネスの場で必要とされる論理的思考力や分析力を養成します。SSPを修了すれば「渋沢スカラープログラム修了証(サーティフィケート)」が授与されます。

このような教育プログラムのねらいは、卒業して社会に出るすべての学生が、基本的な学力(考え方、知識、手法)を身につけ、企業経営に関する幅広い領域に関して揺るぎない知的基盤を形成し、さらに高度な専門能力を培って、グローバルな環境でCaptains of Industryとして活躍しうる国際的な人材を育成することにあります。

以下では、こうした商学部の教育プログラムのうち、「講義」のカリキュラムについて詳しくお話しします。なお、「ゼミナール」の詳細については、「4年間のゼミナール」(http://www.cm.hit-u.ac.jp/undergrad/learning/c03.html)を、また、学部GLP科目や渋沢スカラープログラム(SSP)の詳細については、SSP専用ウェブサイト(http://ssp.cm.hit-u.ac.jp)をご覧ください。

【主要4領域】

商学部の科目は内容に主要4領域、すなわち、経営学、マーケティング、会計学、金融論に分類されます。平易に言えば、現実のビジネスにおいて、経営学では「企業がどのような事業戦略を展開するか」を、マーケティングでは「どのような製品を企画して販売するか」を、金融論では「そのために必要な資金をどのように調達し運用するか」を、会計学では「そのような企業経営努力によってどれだけの売上や利益が上がったのか」を分析的に学びます。各専門領域はビジネス上相互に連関し、ビジネス・企業経営に関する知的基盤を形成するうえでそれぞれ互いに不可欠です。商学部のカリキュラムでは、各領域の科目が有機的に連関するように年次進行に合わせて提供され、すべての学生が全領域の科目を履修できます。

【年次進行に合わせた3段階カリキュラム】

商学部の講義は年次進行に合わせて、「学部導入科目」「学部基礎科目」「学部発展科目」の3段階に分類できます。

・ 学部導入科目:
学部導入科目の講義科目は、主要4領域の各専門領域から一つずつ提供される「経営学入門」「マーケティング入門」「会計学入門」「金融入門」に加え、経済・経営分析のために共通に必要な分析アプローチを学ぶ「ビジネス・エコノミクス入門」も提供されます。これら計5科目は専門領域に関する入門的な知識を学ぶ講義科目であり、基本的に1年次に履修する必修科目です。

・ 学部基礎科目:
学部基礎科目は、各専門領域に関して基本的な知識を学ぶための講義科目であり、原則として2年次以降に履修できます。専門領域ごとに10科目前後の学部基礎科目が提供されていて、専門領域の基礎知識を幅広く学べます。なお、学部基礎科目には学部GLP科目の一部も含まれます。

・ 学部発展科目:
学部発展科目は、ビジネスに直結するような、より専門性の高い知識を学ぶための講義科目です。基本的な知識を身につけていることが前提となるので、原則として3年次以降に履修できます。通常開講されている科目以外にも、トピックを絞って高度な問題を取り上げる「特別講義」や、企業・団体からの支援を受けて開講される「寄附講義」も提供され、各専門領域のさまざまな専門的トピックや、最新の話題、最先端の研究成果に触れられる場です。学部発展科目には学部GLP科目の一部も含まれます。

最後に、商学部は、学部卒業生して社会で活躍できる人材を育成することを目指していますが、それと同時に、卒業後や就職後に経営学修士(MBA)等のさらに上級の学位取得に挑戦する学生の存在も視野に入れています。そのため大学院修士課程で提供される科目は学部カリキュラムとの連結が図られ、そこからさらに修士課程に進むこともできます。また在学中にとくに優秀な成績を収めれば、「学部・修士5年一貫教育プログラム」に進んで5年間で修士号を得ることもできます。近年、5年一貫経営学修士は、多くの企業から非常に高い評価を得ています。このように商学部生には、各人の意欲と努力に応じて、様々なチャンスが与えられています。「学部・修士5年一貫教育プログラム」については、「大学院への進学と『学部・修士5年一貫教育プログラム』」(http://www.cm.hit-u.ac.jp/undergrad/learning/c05.html)をご覧ください。