学生の一週間

商学部2年 Kさんのケース

髙岡ゼミで金融工学を学んでいます。「複合領域コース履修者の会」の運営に携わり、この制度がより多くの人に利用しやすいものとなるように活動しています。休日は写真部の仲間たちと写真の撮影に出かけることが多いです。

四大学連合

今日、学生は大きく「文系」と「理系」に分けられるのが一般的です。しかし、社会で起きている様々な現象は「文系」「理系」に分かれておらず、文系の文脈で語られることの多いビジネスや社会問題の多くに理系の領域の中にある科学技術は関わっています。一橋の主要な学問領域である商学、経済学、法学、社会学においても、その分野を深く考えるとき、文系的な側面と理系的な側面の両面を考えなければならない場面に度々出会います。例えば、原子力発電所の問題や情報化社会におけるプライバシー問題を考える時に核分裂やインターネットについて知らなければ、見当違いな議論になりかねません。

「四大学連合複合領域コース」は学問の形式的な垣根を超えて様々な分野の知識を得ることができる画期的な制度です。私が東京工業大学で学んでいる現代物理学、データ解析、認知科学などはいずれも文系学生にとって一筋縄でいくものではありませんが、知的好奇心を満たすには十分過ぎる刺激を与えてくれます。また、他大の教員や学生とのコミュニケーションを通じて、違う研究分野の人々の物事の捉え方・考え方が自分達とどのように異なるのかという感覚を肌で感じることができるのもこの制度ならではだと思います。

この制度によって一橋生が文系の外側にある幅広い知識や経験を身につけ、その可能性を大きく広げることができるのは間違いありません。

CASE01

文理混合の複雑な社会を
理解するために必要な視野

2013年11月撮影

私の一週間

一週間の日程表