商学部4年 永松凛之助さん

挑戦と成長の大学生活 ~一橋大学の受験生向けのウェブメディアを立ち上げ

2023/11/28

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東京で初めての一人暮らし

一橋大学に入学して、家族と住み慣れた大阪からキャンパスのある国立へ。自由な暮らしがしたくて一人暮らしを始めましたが、思った以上にやることが多く、自分が今までどれほど両親に甘えていたのか痛感しました。特に自炊や洗濯などの家事に時間を取られて、効率も悪い上に失敗することもよくありました。自炊に関しては、実家に帰省した際に簡単な料理や安く作れる料理を両親から聞いて、少しずつ慣れていきました。

一橋大学の受験生向けのウェブメディアを立ち上げ

私が入学した2020年は、コロナ禍の影響で新歓・サークル活動などが行われませんでした。そこで何か自分にできることはないかと考え、YouTubeやブログで自身の勉強法やモチベーションの保ち方などを受験生向けに発信し始めました。最初の頃は志望大学を特定しない形で受験生全般を対象にしていたのですが、なかなか認知されることがなく困っていました。ちょうどその頃、商学部の「経営学入門」という授業の中で、「STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)」という概念を学びました。これに倣い、自身のメディアのターゲティングを見直して、一橋大学の受験生に絞った運営をし始めてからは、かなり上手くいきました。「受験期に参考にしていました!」と声をかけてくれる新入生も多く、やってよかったと思っています。

「Get out of your comfort zone」

私はグローバル・リーダーを育成するための渋沢スカラーシッププログラム(SSP)というプログラムに参加しています。カリキュラムは、「英語による専門科目・ゼミ」と「長期留学」で構成されていて、2022年の夏から、ずっと希望していた留学に行くことができました。留学先はアメリカのカリフォルニア大学マーセド校というかなり新しいキャンパスで、交換留学生は少なく、日本人は私1人でした。異文化の学生とコミュニケーションをする中で、価値観の違いに苦労することもあったのですが、これこそSSPで学んだ「Get out of your comfort zone」な体験でした。自分が心地よい、楽だと感じている状態から外に飛び出し、チャレンジすることで得られるものは多いという教えで、それを実感することで諦めずに最後まで走り切りました。当初イメージした楽しいことばかりの留学とは違う経験でしたが、確実に私の自立心やコミュニケーション能力を育ててくれた貴重な期間でした。

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コロナ禍で1年遅れの入学式に臨む
永松さん

高校までの勉強とは違う刺激的な学習

商学部で特に良かったと感じているのは、どの分野でも理論的なアプローチと同時に、現実世界での事例を合わせて学べることです。単なる理論やフレームワークの暗記にとどまらず、それを現実の事例に当てはめて考えることで、実際に自分がビジネスの場に出ても活躍できる能力が身につくと考えています。そういった部分も含めて、高校までの勉強とは少し違った刺激的な学習ができてとても楽しいです。商学部の模擬授業などを受けて面白いと感じるのであればきっと合っていると思います。