2024/06/27
去る6月8日(土)、9日(日)に、本学国立キャンパスで第27回KODAIRA祭が開催され、一橋を志望する受験生や地域の方を含む、多くの来場者で賑わいました。この学園祭は、もともとは本学小平キャンパス(現小平国際キャンパス)で開催されていた「小平祭」が始まりで、新入生とそれをサポートする2年生が企画・運営し、新入生同士、また上級生との絆を深める絶好の機会となっています。
今年は"Frontier"をテーマとして、「新歓期の終幕を飾るイベントとしてのKODAIRA祭がそんな新入生たちの水端を彩れるように、またそれ以外の来場者の皆様にとっても新たな世界が広がる場所になるように」という想いを込め開催されました。実行委員が団結し、例年にも増して盛り上がった学園祭となりました。KODAIRA祭実行委員のコメントと共に、当日の様子を写真でご紹介いたします。
先輩・後輩対談
「受験生応援企画」 担当
商学部2年 渡部七夏さん
商学部1年 吉田百花さん
渡部さん
私がKODAIRA祭実行委員になったのは、1年生の時にクラス以外にも所属するコミュニティをつくりたいなと思ったのがきっかけです。先輩方にたくさんサポートしていただいて、担当の企画もすごく盛り上がったんですね。それで今度は、自分が新1年生をサポートする側に回りたいなと考えて、昨年の9月から活動を始めました。
吉田さん
私の場合は1年前に一橋に入学した友人からの勧めと、新しい所属コミュニティをつくる目的で実行委員になりました。実は、私はラクロス部にも所属しているのですが、4~6月は体育会の活動も落ち着いていて、並行してできたのも良かったです。私たちは受験生応援企画で、実行委員の受験体験談と受験生に向けたアドバイスやメッセージが詰め込まれている、「黄本」作りを担当しました。
渡部さん
この「黄本」は、毎年実行委員がKODAIRA祭に来てくれた方に配布をしていて、受験生が皆さん活用してくださっています。134ページに渡る「黄本」の執筆から製本までのすべてを手作業で作っているんです。大変ですが、とてもやりがいを感じています。受験を終えたばかりの新1年生が記事の案を出して、受験生に伝えたいことを書くというスタイルです。手間はかかりますが、掲載内容は最新のトレンドになっていると思います。私たち2年生は、新1年生の「黄本」作りを指導しつつ、その他の企画も担当しています。
吉田さん
新1年生の実行委員は、受験の際に「黄本」を読んでずっと励まされてきました。一橋に合格して「今年は発信する側になったんだ」と、皆喜びを噛みしめながら作業をしていましたね。このことは絶対伝えたいとか、このトピックは自分が書きたいとか、皆思いを持ってこの「黄本」を作りました。ミーティングの場でも意見を戦わせながらやっているので、良いものができてとても充実感がありました。同期の仲間とは初対面の時はぎこちなかったのですが、KODAIRA祭の準備を進めていく中で、徐々に仲良くなっていき、今では大切な友人となりました。
渡部さん
KODAIRA祭の準備期間は3カ月と短い間ですが、この間に新一年生が新しい仲間を作れるように、ランチ会などもセッティングしましたね。
吉田さん
普段は他学部の学生とは交流がないのでなかなか友だちになれないのですが、このKODAIRA祭では、学部関係なく学生が集まってきて仲間も出来ますし、とても刺激があります。
渡部さん
KODAIRA祭の実行委員になって良かったと感じる点は、短い準備期間ながらもとても充実した時間を過ごせるということです。それぞれ担当する企画は違いますが、2年生委員の共通の願いは、新1年生が互いに仲良くなって全力で楽しんでもらいたいということです。私は今年でKODAIRA祭の実行委員は卒業ですが、来年の実行委員になられる皆さんには、この気持ちを引き継いでいってもらいたいなと思います。
>>KODAIRA祭 当日レポート
「受験生応援」企画担当
商学部2年 渡部七夏さん
まずは無事に企画が開催出来て良かったです。思った以上に来場者の方がいらしていて、どの企画も大盛況で、KODAIRA祭実行委員2年目の集大成として嬉しい限りです。
「すごろく」企画担当
商学部2年 浦崎由妃さん
今回のすごろく企画は、アイドルをテーマにしたステージと大学受験をテーマにしたステージの2種類を考えました。ます目の内容やデザインも、参加者がより楽しめるように皆でこだわって作りました。苦労したところは、面白いすごろくになるように、強制ストップのます目を考えたりして、工夫を凝らしたところですね。受験生の皆さんには、大学受験のステージの最後には、どんな偏差値でも受かる可能性があるように作りましたので、楽しんでもらえていたらいいなと思います。
「キャンパスツアー」企画担当
商学部2年 高橋陸央さん
後輩の皆さんへ。キャンパスツアーはKODAIRA祭の人気企画の1つです。昨年は図書館の大閲覧室を参加者へ紹介できなかったのを反省点として、今年は交渉の末にキャンパスツアーに組み込むことができました。後輩の皆さんも、今年の経験を生かして、来年はもっと良くしていってほしいと思います。
経済学部1年 篠塚輝一さん
私はキャンパスツアーのスポットの紹介文も、改めていろいろ調べて、原稿を書くところからやりました。これまで知らなかった一橋の新たな魅力を発見することもできて、とても良い経験になりました。来年はさらに磨き上げていって、より良いツアーを参加者に提供したいと考えています。
社会学部1年 中村咲也香さん
一般の方に学内を直接見て知ってもらえますし、一橋の良さを直接的に伝えられる良い機会だと思います。今年度もいろいろなところを紹介してはいますが、まだ伝えきれていない部分があると思うので、来年はもっと改善してより楽しんでもらえるようにして行けたらいいなと思います。
商学部1年 中嶋薫里さん
キャンパスツアーを通じてキャンパスを見るだけではなく、私たちの学生生活についても知ってもらいたいです。「一橋あるある」ですとか、一橋に親しみを持っていただけるような情報なども来年は提供していきたいと思います。
KODAIRA祭を終えて
KODAIRA祭委員長 経済学部2年 大浦暖人さん
KODAIRA祭を開催するに際して、一橋の卒業生からなる一橋大学植樹会の先輩方にご協力をいただき、会場となる東キャンパスの清掃を行いました。今年のKODAIRA祭は、 天候に恵まれたこともあって、昨年度より多くの来場者にお越しいただき、盛況のうちに終えることができました。新入生クラスによる模擬店やステージ企画だけでなく、受験生応援企画をはじめとした委員会企画も賑わいを見せ、「主役は1年生」をモットーとする私たち実行委員会が目指すKODAIRA祭の姿だったと感じています。