2025/04/02
日経STOCKリーグは日本経済新聞社が主催で、中学生・高校生、大学生を対象とした金融・経済学習コンテストです。自分たちの関心、問題意識を基に投資テーマを決め、各チームに500万円分の仮想の株式投資資金が与えられ、テーマに沿ったポートフォリオ(10銘柄以上、20銘柄まで)を組み、A4用紙30ページ以内のレポートにまとめて提出します。審査のポイントは、「経済や株式投資の理解」、「ポートフォリオの創造性、ユニーク性」、「表現力・文章力」、「学習への熱意・意気込み(アンケート調査や企業へのアプローチなども含む)」、「ポートフォリオの理論性、専門性」から審査をされます。
今回は商学部の石田惣平ゼミ(経営管理研究科 准教授)に所属する、商学部4年岩波直之さん、大柴智親さん、孫栄彬さん、原田知幸さんが、チーム名「日本企業再生」で挑戦して優秀な成績を修めて、応募総数2,023チーム(中・高・大学・専門学校)の中から選ばれ、3月15日に行われた表彰式にて「審査委員特別賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。
<受賞チーム コメント>
この度、日経STOCKリーグで審査委員特別賞を受賞したこと大変嬉しく思います。日経STOCKリーグはチームで決めたテーマを基にポートフォリオを組み、その論理性や独自性を競う投資コンテストです。我々は、課題解決に本質的に取り組み、中長期的な経営で株主価値最大化を行う企業でポートフォリオを組むために「The Pinocchio Model ~ Maximizing Shareholder Value Without Lies ~」というテーマでレポートを作成しました。株主価値最大化のために経営陣の保身や短期的な利益を追求する「シェアホルダーウォッシング企業」を日本企業の課題ととらえ、そうした企業を排したポートフォリオを組みました。受賞したポイントは何よりラベリングであったと思います。ラベリングを工夫することで多くの人に評価していただいたと思います。苦労した点は論理性の担保です。我々が考える株主価値を最大化させる企業の要素を理論で補強する作業は非常に難しかったです。その点、指導教員の石田惣平准教授には大変お世話になりました。今回のコンテストを通じて培った知識やチームワークを各々の進路で生かしていきたいと思います。
【関連ウェブサイト】
受賞レポート:The Pinocchio Model~Maximizing Shareholder Value Without Lies~