過去最高の約26,000人が来場、「現役生が受験生を応援する/第28回KODAIRA祭」開催!

2025/07/09

去る6月14日、15日に、本学国立キャンパスで第28回KODAIRA祭が開催され、一橋を志望する受験生や地域の方を含む、多くの来場者で賑わいました。この学園祭は、もともとは本学小平キャンパス(現小平国際キャンパス)で開催されていた「小平祭」が始まりで、新入生とそれをサポートする2年生が企画・運営し、新入生同士、また上級生との絆を深める絶好の機会となっています。

今年は"HELLO, WORLD!"をテーマとして、『いつもの道を、いつも通り歩く。昨日と変わらない、今日の世界。だけど私は毎日、小さな「新しい」と出会う。それは、誰かにとって何気ないこと。だけど、自分にとって特別なこと。さあ、今日も「新しい」を見つけに行こう。』という想いを込めて開催されました。過去最高となる約26,000人の来場者が本学を訪れ、さまざまな企画はどれも盛り上がりを見せていました。また、翌日のキャンパスにはゴミひとつなく、KODAIRA祭実行委員会をはじめ、一橋生の最後までやり抜く団結力が発揮されたイベントとなりました。


KODAIRA祭 後記

KODAIRA祭実行委員「受験生応援企画」担当
商学部2年 和泉 晴空さん

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和泉さん(左)、若尾さん(右)

私自身が高校3年生のときに第26回KODAIRA祭を訪れ、この「受験生応援企画」にもお世話になりました。この時に初めて一橋大学を訪問したので期待で胸がいっぱいだったのを覚えています。私は地方出身なので決して安くない費用をかけて訪問したのですが、それでも帰りの新幹線では「来てよかった」と心の底から思いました。実際にKODAIRA祭を訪れてから一橋大学を志望校として真剣に考え始めたので、KODAIRA祭参加は私の受験のターニングポイントだったと思います。

当時、「受験生応援企画」で講演会形式のKODAIRA祭実行委員の合格体験記を聴きました。地方出身の方で塾無し・私立未受験だったという内容で、私も同じような境遇で同じような受験戦略を考えていたので、このような少数派の戦略でも合格することが出来るのだと勇気をもらえて胸に響きました。この講演で聞いた内容は受験生時代に非常に役立ちましたし、この経験は2年委員として活動していく上で私の軸となり、「少数派の受験属性の方まで届ける」という思いの原点になっています。

また、やはり受験生応援企画の目玉である冊子『黄本』は、受験でのバイブルになったと痛感しております。『黄本』には現役一橋生の方の勉強法や思いが余すことなく綴られており、当時の私はマーカーを引いてボロボロになるまで読み込むほど『黄本』のファンになっていました。共通テスト・二次試験当日も持参し、お守りのように大切に扱っていました。私たちが刊行した、今回の『黄本』も受験生の皆さんのお守りになっていればうれしいです。

<受験生の皆さんへ>

皆さんは受験生活の中でどうしようもなく辛い場面に直面するかもしれません。もしかしたらすでにどん底を味わっていたのかもしれませんし、今まさに痛みと闘っているかもしれません。それでもどうか諦めないでください。雲の上には必ず晴れた空が広がっています。必ず光があります。どうか絶望に手を出さず、希望を手放さないでいてください。KODAIRA祭実行委員会受験生応援企画が皆さんの受験生活の一翼を担うことが出来ていたら光栄です。

KODAIRA祭実行委員を終えて

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2年前は受験生としてKODAIRA祭を訪れましたが、昨年は新入生として『黄本』の執筆や当日の受験生相談室でのアドバイス、受験生応援LIVEでの講演も行いました。そして、2年生となった今年は企画の運営を行い、ついには新入生や受験生を見守る立場となりました。個人的に KODAIRA祭とはご縁を感じていますし、今後とも後輩の活躍に期待を寄せながら見守って いきたいと思っています。

そして、KODAIRA祭実行委員としての日々は決して楽ではありませんでしたが、同じ受験生応援企画パートの仲間や、委員長をはじめとする他の委員がいたからこそ本祭を無事に迎えることが出来ました。また、『黄本』を希望に満ち溢れた表情で受け取ってくれる受験生の存在も励みになっています。どうすれば受験生のもとへ私たちの思いが届くか、いつも受験生の皆さんの目線で考えてきたつもりです。この努力の結晶ともいえる『黄本』や各企画を楽しんでいただけたのなら幸いです。

このインタビューが掲載される頃には第28回KODAIRA祭は閉幕していますが、KODAIRA 祭はこれからも続きます。どうぞ来年の第29回KODAIRA祭及び受験生応援企画を楽しみにお待ちください。

 

KODAIRA祭実行委員「受験生応援企画」担当
商学部1年 若尾 采音さん

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私が受験生だった頃は、KODAIRA祭の「受験生応援企画」には残念ながら参加しませんでした。というのも、私は地方出身で、企画の存在自体を知らなかったからです。ですが、もしこの企画のことを知っていたら、絶対に参加していたと思います。それほど受験生にとって役立つ情報が詰まっている、貴重な企画だと感じています。受験情報の面ではもちろん、憧れの一橋生に直接受験相談ができる点はモチベーションの面でも大変魅力的だと思います。だからこそ、今年私はこの「受験生応援企画」に運営側として参加したいと思いました。私と同じように地方出身で情報が届きにくい受験生にも、しっかりとこの企画の魅力や有益な情報が伝わるようにしたい、そんな思いで取り組みました。

<受験生の皆さんへ>

受験は苦しいことも多く、時に孤独を感じるものです。周りと比べて焦ったり落ち込んだりすることもあると思います。しかし大切なのは、他人と張り合うことではなく、自分自身としっかり向き合うことです。受験を通して、自分の長所や短所と向き合い、それを受け入れ、活かす力が身についていきます。自分を深く知ることで、成長するチャンスにもなります。そして、どんな形であれ、真剣に努力した人には、必ずあとでご褒美がやってきます。今は辛く苦しくても、その経験はきっとあなたの力になると信じています。自分を信じて、最後まであきらめずに頑張ってください。心から応援しています。

KODAIRA祭の受験生応援企画に委員として参加し、先輩方が真剣に準備や運営に取り組む姿を間近で見て、大きな刺激を受けました。私自身、受験期に励ましの言葉に救われた経験があるからこそ、今回このような企画運営に携われて、今度は自分が誰かの支えになれるかもしれないということに大きなやりがいを感じましたし、受験期の経験を『黄本』にのせて発信し、自分の想いを届けることができたことは貴重な経験となりました。少しでも受験生の背中を押せていたらうれしいです。受験生のために何ができるかを考え、企画して実行する先輩方の姿勢に感化され、次は自分たちの代がその思いを受け継ぎ、形にしていく番だと強く感じています。この温かな想いのこもった企画が、毎年のKODAIRA祭を彩る名物のひとつとして続いていくように願っています。


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KODAIRA祭を終えて
KODAIRA祭委員長 社会学部2年 鈴木友菜さん

今年度のKODAIRA祭は、過去最高となる約26,000人の方々にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。模擬店や委員会企画にも多くの方が足を運んでくださり、笑顔で楽しむ姿を見ることができ、委員長として心よりうれしく思っています。また、「新歓期の集大成」として新入生がクラス一丸となり、主体的に関わりながらKODAIRA祭を満喫する姿を見ることができたのも、大きな喜びでした。準備段階から本番当日まで力を尽くしてくれた委員の仲間たち、そして当日足を運んでくださった方々、開催に向けてご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

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