【SSP学生の声】 SSPで出会った同期とのつながりと留学準備(SSP11期生 関川夏帆子さん)

2025/07/29

SSPに参加したきっかけと授業の特徴

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EDGE for SSP最終日の記念撮影
(本人:前列一番右)

私は中学生の頃に英語の勉強を始めて以来、大学生になったら1年間の交換留学を経験したいという想いを抱くようになりました。高校時代には、進学先を選ぶうえで長期留学がしやすい環境かどうかを重要な判断軸としていたほどです。国際的な舞台で活躍できる力をつけたいという気持ちが強く、そのためには学生のうちに、語学力と異文化理解力をしっかりと磨く必要があると考えていました。 そのような中で出会ったのが、SSPでした。入学前から留学を視野に入れていた私にとって、1年間の留学が必須であるこのプログラムは理想的なものであり、迷わず参加を決めました。

SSPでは、2年次から商学部の専門科目は英語で行われ、留学生と共に授業を受ける機会も多くあります。彼らの授業中の発言に対する積極性には圧倒される場面も多く、自分との姿勢の違いを痛感しました。その一方で、そうした環境に身を置いたからこそ、留学前に自分に足りない部分を見つめ直すことができ、心の準備を整える貴重な時間にもなりました。加えて、SSP生のみが受講できる英語の授業「EDGE for SSP」では、英語での論文やメールの書き方、ディスカッションにおける意見の伝え方など、留学先で即戦力となるスキルを少人数でじっくりと学ぶことができます。少数精鋭の環境で、互いに刺激を受けながら学べるこの時間は非常に濃密で、語学力だけでなく、発信力や論理的思考力の向上にもつながりました。

SSP同期とのつながりと支え合い

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SSP同期で夏休みに行った韓国旅行での一枚
(本人:一番右)

2年次には週4日ほど、同じ授業を顔を合わせて受けていたため、まるで中高生時代に戻ったような感覚でした。授業後には一緒に課題に取り組んだり、テスト前に集まって勉強したりと、学業面でも自然と助け合う雰囲気がありました。

学校外でも、食事や旅行、スキーなどを通じて交流を深める機会が多く、単なるクラスメイトを超えた関係を築くことができました。課題が多く、決して楽ではないSSPの学びの中でも、同期の存在があったからこそ前向きに取り組むことができたと感じています。それぞれに強い個性を持ちながらも、互いの違いを尊重し合う空気が流れていて、とても心地よいコミュニティだと感じます。

3年次に入り授業が重なることも少なくなり、毎日のように顔を合わせていた仲間たちに会う機会が減った今、少し寂しさを感じています。それほどまでに深い関係を築ける仲間と出会えたことは、SSPに参加して本当に良かったと思える理由のひとつです。

留学準備の過程と心の変化

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今年1月に旅行で訪れた
スペイン・トレドにて

カナダへの留学が決まっている今、現地での学びをより充実させるために日々準備を進めています。毎日オンラインで英会話のレッスンを受講し、語学力のブラッシュアップに励むとともに、カナダの歴史に関する書籍を読み、G7サミットが開催された都市などを地図で確認するなど、現地に関する知識も少しずつ蓄えています。あらかじめ背景を理解しておくことで、現地での学びがより深いものになると考えています。

また、留学を通して何を得たいのか、どんな成長を遂げたいのかといった目的や目標を、日記という形で改めて言語化するようにしています。出発前のこの作業は、単なる準備にとどまらず、自分の軸を確認し直す良い機会となっています。

初めて海外で暮らすことに対する不安も正直ありますが、それ以上に、新しい環境でどんな出会いや発見があるのかという期待の方が大きくなってきています。限られた留学期間をできるだけ有意義に過ごせるよう、準備の段階から主体的に動くことを心がけています。現地では、学びだけでなく日常生活のひとつひとつからも多くの刺激を受けながら、挑戦を重ねていきたいと思います。


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