一橋大学創立150周年記念式典/記念講演パネルディスカッション「ひとつひとつ、社会を変える-一橋大学の研究力と人材育成-」開催

2025/12/18

去る11月30日、学術総合センター一橋講堂にて、一橋大学創立150周年記念式典が行われました。冒頭、一橋大学管弦楽団による「祝典序曲/ドミトリー・ショスタコーヴィチ作曲」が演奏され、華やかに式典が始まりました。中野聡学長の式辞、ご来賓からの祝辞等のほか、ご来場いただいた多くの皆さまに向け、心からの感謝を込めて、創立150周年記念映像の上映や一橋大学津田塾大学合唱団ユマニテによる「一橋の歌」の合唱が披露されました。
詳しくは大学HPをご覧ください。(式典および記念講演の映像は大学HPからご覧いただけます)

記念講演パネルディスカッション
ひとつひとつ、社会を変える-一橋大学の研究力と人材育成-

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<登壇者>

一橋大学 副学長 経営管理研究科
西野 和美 教授(司会)

一橋大学 社会科学高等研究院
角田 美穂子 教授

一橋大学 社会科学高等研究院
脳科学研究センター センター長
福田 玄明 准教授

一橋大学 スタートアップ支援室
アドバイザー
弓削 輝幸氏

テンキューブ株式会社 代表取締役
伊藤 信雄氏

式典の第二部では、「ひとつひとつ、社会を変える。」というテーマで、一橋大学が歩んできた150年の歴史と共に、これからの150年「未来に向けて教育・研究をどう進めていくのか」という課題について、パネルディスカッションが行われました。本学が取り組む文理融合の教育・研究やスタートアップ支援に携わる教員・専任人材及び企業家が登壇し、一橋大学の教育や研究を、社会実装と社会課題の解決にどのようにつなげていくのか、意見を交わしました。

パネルディスカッションにおける西野和美副学長(経営管理研究科教授)のコメント

本学の強みは何かというと、やはり人材なんですね。これまで本当に多くの経営人材を輩出してきた本学としては、これをもう一歩先に進め、新たに進める文理融合の教育・研究を通じて育成する人材を社会につなげていくことが大切と考えています。例えば、スタートアップ企業向けに経営人材を輩出することであったり、もしくは、既にスタートアップや中小企業を経営している人材に教育を提供するといったことも重要な役割と考えています。

また、本学では昨年度よりスタートアップのエコシステムを構築する取組みとして、まずはスタートアップの創出を支援する組織を立ち上げました。さらには本学が持つナレッジをシーズとして企業側とつなぐための株式会社を設立予定(認可申請中(2025.11.30時点))で、こちらは経営人材プラットフォームとしても機能することが期待されます。そして大学発スタートアップ創出支援基金による資金提供も含めてバランスを持ったスタートアップエコシステムを目指しています。今後、さまざまな自治体も含めた、いろいろなステークホルダーの方々と共にこうしたシステムを作っていくことが、社会貢献であると考えております。

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