2025/12/16
11月22から24日まで行われた第56回一橋祭の最終日、今年も西キャンパスのインテリジェントホールで、一橋祭運営委員会が主催する「第8回ゼミ対抗プレゼンコンテスト」が開催されました。一橋生が日ごろのゼミでの学びを自由にプレゼンし、プレゼン力とその内容を競い合います。審査員は、ソーシャル・データサイエンス研究科教授の今井普先生、経営管理研究科講師の青木哲也先生、法学研究科講師の永石尚也先生が務めました。出場団体は、商学部の岡本純也ゼミ、円谷昭一ゼミ、一橋大学ヘルメス編集委員会の3団体が参加しました。このコンテストでは、一橋のゼミや学術系サークルに所属する学生が20分でプレゼンを行い、内容の論理性、問題発見能力、独創性、一貫性のほか、プレゼンテーション能力や資料の見やすさなどについても審査され、優勝チームを決定します。
トップバッターを務めた商学部の岡本純也ゼミでは、学んだ理論を現実の文化現象に応用する方法を学んでいて、多様な文化事例に着目し、新しい知見を引き出すことを目指しています。今回は、子どもたちの意欲と体験格差の関係に注目し、ソーシャルメディアプラットフォームを利用した体験促進のプログラムを考案。さらに政策への提言をまとめ、発表しました。
学術系サークルの一橋大学ヘルメス編集委員会では、一橋のアカデミズムの共有・発信・興隆を目指して、学生研究誌『ヘルメス』の編集活動および勉強会の実施に取り組んでいます。今回、一橋大学創立150周年記念号として17年ぶりに復刊された、学生研究誌『ヘルメス』について、これまでの取り組みなどを交え発表がありました。
今回の優勝の栄誉に輝いたのは、商学部の円谷昭一ゼミ。研究テーマは、「わが国における指名・報酬委員会の実態とその開示」で、日本企業1500社以上について各委員会の独立性・役割・開催頻度・開示状況を調べました。そして「日本のガバナンスは真に機能しているのか」という課題意識を持って、プレゼンに挑み優勝を掴みました。
データ・デザイン・プログラム(DDP)企画
商学部のデータ・デザイン・プログラム(DDP)は、技術とビジネスを情報とデザインで連結できる新しいタイプのデザイン経営者を育成し、イノベーション人材を輩出することを目的とした、「コンピュータ・サイエンス」と「デザイン思考」を融合したカリキュラムを構成するプログラムです。今回、DDPの有志で一橋祭に参加しましたので、写真で当日の様子をご紹介いたします。
・DDPサーキット(データ・デザイン・プログラム5期生)
一橋祭に手作りの本格ラジコンサーキットが登場し、晴天のグラウンドで子どもから大人まで楽しみました。
・VRもちもちバトル
「VRもちもちバトル」は、Meta Quest 3向けにUnreal Engine 5.3で開発されたVRゲームです。当日は就学前の小さな子どもたちも多く参加していましたが、学生スタッフのサポートでVRカメラを装着して、楽しんでいる様子が伺えました。