オープンキャンパス(2021年度)

2021/08/18

活動報告

2021年度オープンキャンパス 2021年8月8日(日)開催

tanaka.png2021年度のオープンキャンパスは、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、昨年度に引き続きオンライン開催となりました。全国各地から数多くの方にご視聴いただき、誠にありがとうございました。

商学部説明会では、まず、田中一弘商学部長による挨拶がありました。一橋大学商学部の伝統は、渋沢栄一と非常に深い関係にあり、商学部のミッションや教育プログラム、理論と現実の往復運動といったカルチャーには『論語と算盤』に代表される渋沢栄一の哲学が息づいていることについて話がありました。

sasaki.png次に、佐々木将人准教授から、商学部の概要説明として商学部の使命やミッション、教育の特徴、卒業後の就職状況について紹介がありました。商学部の教育では、経営・会計・金融・マーケティングを中心とした専門科目の講義による学びと少人数のゼミナールを4年間並行して受けるカリキュラムであることが説明されました。また、それに加えて、商学部の学生が受ける機会のある特別プログラムも紹介されました。国際的に活躍する人材を養成する「渋沢スカラープログラム」や、コンピュータ・サイエンスやデザインと融合した形でビジネスを学べる「データデザインプログラム」、さらに学部入学から5年間で修士号を修得できる「5年一貫コース」などのプログラムです。

uehara.png続いて、上原渉准教授による模擬講義が行われました。上原准教授は、「マーケティングで価値を創る」というタイトルでマーケティングの基本的な考え方をわかりやすく解説していました。
顧客に価値を感じてもらうために、マーケティングでは4つのP(プロダクト、プライス、プレイス、プロモーション)を組み合わせて顧客に訴求していることが説明されました。また、Apple社のiPhoneが日本でのみ際立ってシェアが高いという事例を用いて、価値を創出する活動が単にコストや性能だけにとどらない幅広い活動であることを、新興国の事例を豊富に紹介しながら、マーケティングによる価値創出が実は新興国の社会問題の解決にもつながっていることを説明していました。マーケティングを学ぶことの意義や奥深さがよくわかる授業だったと思います。

tsumuraya.png最後に、円谷昭一教授による司会のもと、商学部生によるパネルディスカッションを行いました。なぜ一橋大学商学部を目指すようになったのか、高校時代に一体どのような勉強をしていたのか、入学後にどういった活動や学びをしているのか、といった点について、現役学生が率直な意見を様々に交わしました。

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2021オープンキャンパスの記録は以下のサイトより視聴することが可能です。
https://juken.hit-u.ac.jp/admission/opencampus/oc2021.html