「サステナブル・ファイナンスの理論と実務(みずほ証券寄附講義)」を新たに開講(秋冬学期)

2025/09/04

トピックス(商学部)

商学部と経営分析プログラムでは、2025年度秋冬学期に「サステナブル・ファイナンスの理論と実務(みずほ証券寄附講義)」(金曜4限)を新たに開講します。担当教員は、本学商学部・熊本方雄教授のほか、みずほ証券株式会社より、森下修氏(サステナビリティ推進部長)と香月康伸氏(サステナビリティ推進部ディレクター、シニア・サステナビリティ・ストラテジスト、京都大学経営管理大学院客員教授)をお迎えします。

「コーポレートファイナンス」や「証券投資論」において「サステナブル・ファイナンス」は、すでにニューノーマルの領域となっています。自社のサステナブル・ストーリーを前面に打ち出して資金調達を目指す企業、ESG投資を積極化し、社会・環境へのポジティブインパクトを志向する投資家、その結節点としての役割を担う投資銀行などのプレーヤーにおいては、サステナビリティはビジネスの中核となっており、今後もそうした状況は続くと考えられます。日本の金融市場は、世界で最も積極的にサステナブル・ファイナンスを活用しているマーケットの1つであり、ビジネスの現場のみならず企業財務や経営に関する研究においても、知識習得が必須の分野といえます。本講義では、サステナブル・ファイナンスの概論とともに、トランジションファイナンスやインパクト投資など、注目のトピックを取り上げ、議論します。

一橋大学では、2005年にみずほ証券株式会社からの初めての寄附講義を設置して以降、主にファイナンスの分野に関する講義やコンファレンスに支援をいただくとともに、同社との共同研究を行っています。現在、みずほ証券株式会社による寄附講義は、商学部および一橋ビジネススクール(MBAコース)において合計6つ開講されています。

(シラバス)