プログラム概要

SSP_program

目的-育成する人材-

私たちが育成しようとしているグローバル・リーダーは、まずその人間としての根底に「インテグリティと情熱」を持っていなければなりません。高い志、高い倫理観、溢れる情熱を備えていなければ、経済・社会の発展に資することはできないでしょう。

この土台の上に「高度な専門知識(knowledge)」を身に付け、「境界横断能力(crossing boundaries)」、「コミュニティ構築能力(building communities)」、「問題解決能力(problem solving)」という3つの能力を兼ね備えている人材、これこそがSSPが育成しようとするグローバル・リーダーです。

渋沢スカラープログラム 名前の由来

近代日本の経済界・実業界をリードした渋沢栄一は、我が国におけるCaptains of Industryの元祖といってもよいでしょう。

明治維新が起きて欧州から帰国した渋沢は、近代日本の租税・貨幣・銀行の制度の樹立や殖産興業政策の指導、株式会社制度の啓蒙・普及などに携わります。さらに、日本が本当に豊かになるには民間の商工業を盛んにしなければならない(商工業立国)、自分は先頭に立ってそのために力を尽くしたい−−−そう考えた渋沢は、その後、日本で最初の銀行である第一国立銀行を皮切りに、470にも及ぶ会社の設立や経営に参画しました。彼が「日本資本主義の父」といわれる所以です。

渋沢の活動は経済分野に限るものではありませんでした。社会福祉、民間外交、教育など国民生活の様々な側面に関わる事業に足跡を残しています。教育ではとりわけ商業教育と女子教育に力を入れました。中でも一橋大学の前身である東京高等商業学校への支援は格別だったと言ってよいでしょう。商工業立国のためにはそれを担うビジネス・リーダーを育成する高等教育機関が不可欠だと考え、その総本山としてこの一橋を守り、発展させたいと強く願っていたのです。

一橋大学商学部においてGlobal Captains of Industryたる人材を育成する事業を立ち上げるにあたり、われわれは、日本資本主義および一橋大学(商学部)の父たる渋沢栄一をロールモデルとして、未来を担う若き人材を育てていくという意味を込めて、このプログラムを「渋沢スカラープログラム」と名づけました。

カリキュラム

こうしたグローバル・リーダーを育成するためのSSPのカリキュラムは、「英語による専門科目・ゼミ」と「長期留学」で構成されています。

第1に、「英語による専門科目・ゼミ」については、経営、マーケティング、会計、金融という商学部で学ぶ4つの主要学問領域にわたる科目やゼミが20科目以上開講され、基礎から応用まで段階的に学習できるよう配置されています。これらの科目は、海外での豊かな研究教育経験を有する教員が担当しています。

第2に、SSPでは、原則として3年次から4年次にかけて「長期留学」を行うことを求めています。この長期留学は、充実した本学の留学制度の下で進められます。

ハーバード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ロ ンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science: LSE)を派遣先とする「グローバルリーダー育成留学制度」は、その1つです。

また、本学では、スタンフォード大学(米)、カリフォルニア大学(米)、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS:英)、HEC経営大学院(仏)、マンハイム大学(独)、ブリティッシュコロンビア大学(加)、中国人民大学をはじめとする世界各国の大学・機関と大学間学生交流協定を締結しており、毎年多くの学生が交換留学に派遣されるとともに、本学卒業生の組織である如水会をはじめとする皆様からの支援による、充実した奨学金が用意されています。

さらに、商学部では、SSPと同様のプログラムを開設している経済学部と共同で、学部間での学生交流協定の拡充も、積極的に進めています。

対象学生

SSPは、1年次終了時点で選抜された約15名の学生を主たる対象として、2年次から始まります。卒業時までに所定の要件を満たした学生には、通常の卒業証書に加えて、SSP独自の修了証書(certificate)が授与されます。

なお、SSPのカリキュラムのうち、一部の指定された専門科目・ゼミはSSPの学生に受講対象を限定していますが、その他の専門科目は、SSPに所属する学生以外の商学部生も受講できます。

詳細は、SSPホームページをご覧ください。また、SSPホームページに最新情報が掲載された際、メールで通知を受け取ることができます。メール配信をご希望される場合、以下のフォームよりご登録ください。

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