留学

海外留学の目的

渋沢スカラープログラムは、Global Captains of Industryとしての役割を体現することによって、日本、アジア、世界の経済発展に資する人材を育成することを目的としたプログラムです。グローバル化が進行し、ヒト・モノ・カネ・情報が容易に国境を越えるようになった今、文化的背景や価値観の違いを互いに尊重し、多様な人々と協働することが必要になっています。それには、使用する言語や国籍、これまでに育った文化的・地域的背景と関係なく、他者と円滑かつ濃密に対話・議論し、自らの考えを主張し発信できるグローバル・マインドセット(考え方)が不可欠です。グローバル・マインドセットとは、単に日本が直面する課題を日本の問題として捉えるのではなく、世界の中で日本の課題を考える、日本の課題から世界が直面する課題を捉えるという考え方です。

日本という場を離れて初めて、日本が直面する課題がより明確に見えてくるでしょうし、日本が世界に資することができることが何かも明らかになるはずです。留学は、上記のようなより幅広い視野で自ら取り組むべき課題に気づくことができる、格好の機会となると考えています。留学は単に言語を学ぶためだけに行われるものではありません。言語の習得もさることながら、コミュニケーションの背後に根付く歴史的・文化的背景や価値観の相違に気付いてこそ、留学はさらに意味あるものとなるはずです。

一橋大学では、世界各国の有力大学と交流協定を締結し、交換留学生として相互に学生を派遣しています。例えば、一橋大学の派遣留学生として協定校へ留学する「一橋大学海外派遣留学制度」を利用して、45協定校に対し約400人の学生が派遣されています。また、大学本部による「グローバルリーダー育成海外留学制度」及び奨学金も用意されています。

留学はそれだけにとどまりません。短期海外研修もその一つです。一橋大学では、大学1年次から4年次までにわたってさまざまな留学プログラムが準備されています

学生交流協定校

渋沢スカラープログラム所属の学生が優先的に留学できる部局間学生交流協定校として、以下の14大学が挙げられます。

  • Carlson School of Management, University of Minnesota (U.S.)
  • Darla Moore School of Business, University of South Carolina (U.S.)
  • Freeman School of Business, Tulane University (U.S.)
  • King’s Business School, King's College London (U.K.)
  • Faculty of Economics & Business, University of Groningen (Netherland)
  • Faculty of Business and Economics, University of Lausanne (Switzerland)
  • School of Economics & Management, Lund University (Sweden)
  • Faculty of Economics and Management, Leibniz University Hannover (Germany)
  • School of Business (Mikkeli Campus), Aalto University (Finland)
  • ESSEC Business School (France)
  • Faculty of Economics and Business (Leuven and Kortrijk Campuses), KU Leuven (Belgium)
  • Solvay Brussels School of Economics and Management, Université Libre de Bruxelles (Belgium)
  • Business School, Korea University (Republic of Korea)
  • Chulalongkorn Business School, Chulalongkorn University (Thailand)

一橋大学における海外留学派遣制度については、以下のリンクをご確認ください。